私たち臨床検査技師は安心・安全・信頼を基本理念として、質の高い検査データを提供するため、2020年春から新たに品質管理担当主任を設け、多岐に渡る検査業務を行う臨床検査室全体の品質管理を行っています。また、正確かつ安定した検査データを、より迅速に提供するため検査状況を把握・指示するオペレータ担当を配置しました。これにより、更なる待ち時間の短縮や、診察前検査の報告時間短縮など、患者さまのベネフィットを一番に考え、質の高い医療を目指しています。
これからも技師一人ひとりが日々研鑚を積み重ね、継続的に成長していくことのできる参加型の組織を目指して行きます。
臨床検査室 副長(技師長)
吉岡 辰泰
<検査室構成>
臨床検査室は臨床部門、健診部門に分かれてそれぞれ検体検査、生理機能検査、そして採血業務を行っております。
【外来採血室】
外来採血室入り口
採血室内風景
採血室では、自動採血管準備システムを導入しており、安全な採血を提供できるよう心がけています。その他業務として、採取した尿・便・喀痰などの受付も行います。
受付時間 8:30~17:00
採血を受けられる方へ
当院では、採血時にご本人確認として氏名・生年月日を伺っております。ご協力をお願いします。
また、以下に該当する方は、採血時にお申し出ください。
【検体検査】
検体検査は、患者さまの体から採取した血液や尿、糞便などについて、自動分析装置や顕微鏡・測定キットを用いて分析し、その結果を報告することを業務としています。報告した検査結果は疾患の診断や治療、経過観察などに必要とされるため、迅速かつ正確に検査結果を提供できるよう細心の注意を払い業務に取り組んでいます。
検体検査室では、生化学・免疫検査(感染症関連検査、腫瘍マーカー検査)、血液検査(血球数の算定、細胞分類、凝固検査)、輸血検査、一般検査(尿、便、脳脊髄液、体腔液などの検査)、微生物検査(微生物培養、同定・感受性などの検査)を行っています。
検体検査室風景
検体検査室風景
【生理機能検査】
生理機能検査は、生理学的な機能を調べる検査です。生理機能情報(生体の電気的信号や画像情報など)を検査、解析しています。
生理機能検査室では、各種心電図検査(安静時・運動負荷・ホルターなど)・肺機能検査・血圧脈波検査(血管年齢測定)・脳波検査・ポリソムノグラフィ検査(睡眠時無呼吸検査)・超音波検査(心臓・腹部・乳腺・皮膚・頸動脈・下肢血管)を行っています。
これらの検査は、特に患者さまのご協力が重要になる検査で、体勢や呼吸の仕方などにより検査の精度が大きく変わってきます。より正確な検査を実施するために、担当者の指示に従って検査をお受けください。
放射線・生理検査受付
健診センタ(心電図室)
検査室所属職員:資格取得状況 | |
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精度管理責任者 | 認定救急検査技師 |
認定心電図検査技師 | 緊急検査士 |
JHRS認定心電図専門士 |
細胞検査士 |
心電図検定2級 | 国際細胞検査士 |
毒物劇物取扱責任者 | 消化器内視鏡技師 |
危険物取扱者 | 医療環境管理士 |
有機溶剤作業主任者 | 医療情報技師 |
第一種衛生管理者 | 個人情報保護士 |
超音波検査士 ・健診 ・消化器 ・循環器 ・体表 ・泌尿器 |
二級臨床検査技師 ・血液学 ・臨床化学 ・免疫血清学 ・循環生理学 ・神経生理学 |